皺はその人の人生そのもの

50を過ぎてだいぶ皺が増えてきました。特に笑うと目尻に無数の皺ができるのですがこの皺の数は自分がこれまでに笑ってきた歴史の皺だと思っています。これからずっと笑っていられる人生にしていきます。

今朝鏡を見ながら髭を剃っていた時に何だか随分と皺が増えたなとしみじみと思ってしまいました。

まあ、53年も生きていれば皺が増えるのも当たり前ですが、私の場合特に人一倍額が広いので眉毛を上げておでこを寄せると、7-8本のくっきりと太い皺が現れます。

皺と言えばもう一つ思い出したことに、社会人になって一年目の時に先輩から言われた一言を思い出しました。

”お前、眉間に皺を寄せて何難しい顔してるの?”

その先輩から言われた何気ない一言にショックを受けた記憶があるのですが、元々きつめの顔立ちなのでそれに加えて眉間に皺がよると、こいつかっこつけてるなと勘違いされたようでした。

そのあとは自分でも気をつけるようにしたのですが、それから時が立ち、30代も半ば、100人くらいの部下を抱えるマネージャーをしているときに、当時の上司から、”眉間に皺がよって余裕のないように見えるけど大丈夫か”と声をかけられてハッとしたことがありました。

それからは、もっと温和に見えるように気をつけなければと常に意識して笑顔を作ったり、口角をあげるように努めてきました。

そのせいか、50を過ぎた今では、笑うと目尻から生え際にかけて無数の皺が出てまるで歌舞伎役者が目尻に赤く化粧を施した顔のようだと思っています(少し大袈裟かも知れませんが)。

ところでこの自分の笑った時に出る無数の皺は嫌いではないのです。自分の今までの努力の結晶が顔の皺に現れているのだとすれば誇ることはあっても否定することはありません。これからも、笑うとしわくちゃになる顔をが魅力のおじいちゃんと言われるようになるためにもっともっと笑っていられる人生にしていきたいと思います。

(English)

As I was shaving in the mirror this morning, I was struck by the fact that my wrinkles have increased considerably.

In my case, my forehead is much wider than most people’s, so when I raise my eyebrows and pull my forehead in, 7 to 8 thick wrinkles appear.

Speaking of wrinkles, I remembered something my senior colleague said to me when I was in my first year of working.

“You, what’s with the wrinkles between your eyebrows and the difficult look on your face?”

I remember being shocked by this casual comment from my senior, but it seemed that he misunderstood that I was trying to be cool because my face was naturally tight and I had wrinkles between my eyebrows.

I was in my mid-thirties and working as a manager with about 100 subordinates, when my boss at the time asked me if I was okay with the wrinkles between my eyebrows.

Since then, I have always been conscious of my need to smile and raise the corners of my mouth in order to look more mild-mannered.

Perhaps because of this, now that I am over 50 years old, when I smile, numerous wrinkles appear from the corners of my eyes to the edge of my hairline, making me look like a Kabuki actor with red makeup on the corners of my eyes.

By the way, I don’t mind the numerous wrinkles that appear when I smile. If the wrinkles on my face are the fruit of my past efforts, I can be proud of it, but I can’t deny it. I would like to continue to smile more and more in my life so that I can be called an attractive old man whose face becomes wrinkled when he smiles.

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ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.