誰にでも平等に与えられるているものは時間、とはよく言われることですが、私たちの両親や、祖父母の時代と大きく変わっていることに平均寿命が挙げられます。
日本人の平均寿命の統計を取り始めた1947年からだそうですが、その時の男性、女性の平均寿命はいくつだったでしょうか。
正解は、男性で50.06歳、女性で53.96歳です。
一方で、今や、人生100年時代と言われるようになりました。
という事で、1日何気なく過ごしても、何かに熱中して過ごしても、与えられた時間は24時間ですが、人生50年ちょっとだった時代と、人生を100年スパンで考えられる現在では時間の流れ方が違ってくるのでしょうか。
ちなみに、子供の頃と比べて、大人になると時間を短く感じたり、時間が速く進むように感じるのは、大人は様々な経験を積んで、慣れ親しんだ刺激の少ない出来事ばかりのため、時間経過が注意を向ける回数が減り、その分時間の経過が速く感じられるのだそうです。
また、時間の経過は心理学では、人は心的時計を持っていて、これが実際の時間よりも速く進めば、時間が遅く感じられ、心的時計が遅く進めば、実際の時間は速く感じるそうです。この心的時計の進み具合は、身体の状態が活発であると速く進み、不活発であれば遅くなるので、高齢になればなるほど一般的に不活発になり心的時計の進み方が鈍る、つまり時間の経過を速く感じることになるそうです。
最後に人生100年時代の話に戻りますが、今から70年前であれば、私も超高齢者であった訳ですが、今の時代であれば、まだ洟垂れ小僧だと思っています(言い過ぎですかね)。
あと何年人生が残っているかどうかわかりませんが、いつまでも新しいことに挑戦して、毎日が刺激に溢れた生活を送れるように、そして日本が元気いっぱいの高齢者で溢れるような世の中になったらいいなと思っています。
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