精神科医であり、心理学者でもある、ヴィクトール・フルンクル氏の言葉を紹介させていただきます。
”人間にとって第一に必要なものは、生物学でいう『ホメオスタシス』、つまり緊張のない状態であるという仮定は、精神衛生上の誤った、危険な考え方だと思います。人間が本当に必要としているものは緊張のない状態ではなく、彼にふさわしい目標のために努力し苦闘することなのです”
世界的に有名な方ですが、彼が有名な理由の一つは、第二次世界大戦下、ドイツの強制収容所から奇跡的に生還したユダヤ人学者だからです。あの絶望するしかない状況の中で、フランクルは生きる意味を自分に問いかけ、周囲に問いかけ、生き続ける意志を貫いたことが世界中に人に感銘を与えているのですね。
彼がこれらの経験から、人間の幸福はなにも緊張がない穏やかな状態に身を浸すことではなく、意味に向かって奮闘している状態であると結論づけたそうです。
他にも、
”人の心が満たされるのは、自分にとって意味のある何かに取り組んでいるとき、または自分のことを必要としてくれる「何か」や「誰か」のために何かができるとき・・・人間の心はそのようにできている” という言葉を残しています。
ちなみにこの言葉を聞いて真っ先に浮かび上がるのは、キングカズこと三浦知良さんです。
カズさんに一ミリでも近づけるように頑張るぞ。
コメントを残す