玉ねぎの皮を剥いていく

侘び寂びの文化と一緒で、人間歳を取ったら足るを知ることが上手に生きることのコツかもしれませんね。

一年以上前の記事になりますが、”玉ねぎの皮を剥いていくと最後に無邪気が残る”というタイトルのブログ記事を投稿していました。

私たちは社会や家庭においてさまざまな役割を演じている訳ですが、親はこうでなければならない、だとか、会社ではこう振る舞わなければいけないというような観念をできるだけ手放して、自分のやりたいことや好きなことを素直にやっていくことが大切ではないかということを伝えたくてこの記事を書きました。

あらためて、この玉ねぎの例え話をしたいと思ったのですが、玉ねぎの皮を剥いていって最後に残る芯の部分が、あなたのコアであり、ファンダメンタルである訳です。

そうした意味でこの皮を剥いていく作業は引き算の作業になるのだと思います。

自分が何者なのかを知りたい、自分のやりたいことを見つけたい、と、自分探しの旅に出る人は、自分は何したいのか、何者になりたいかを模索する前に、自分は何をやりたくないのか、自分が違和感に感じることをやめていく引き算的に作業を先にすることが重要ではないかと考えました。

つまり、答えは、あなたの外にあるのではなく、あなたの中にすでにあるのだと思っています。玉ねぎの皮を剥いていくとは、あなたの中に眠っている答えを見つけるために、一つひとつ不要な皮を剥いていくということを意味します。

私の場合も、一旦やらないことを決めてしまうと、人生で本当にやりたいことはそんなに多くはないことに気がつきました。

50歳を過ぎて後どれだけ人生が残されているかどうか分かりませんが、残りの人生の時間を大切に使うためにも、これからは足し算ではなくて、引き算の考え方で時間を使っていきたいと思います。

(English)

More than a year ago, I had posted a blog post titled “Peeling Onions Leaves Innocence at the End.

We play various roles in society and at home, and I wanted to tell people that it is important to let go of the notion that parents have to be like this or that we have to act like this at work, and to do what we want to do and what we like to do honestly. This is why I wrote this article.


I wanted to use the analogy of an onion again, because the core of an onion that remains after peeling off the skin is your core, your fundamental. In this sense, the process of peeling off the skin is a process of subtraction.


If you are on a journey of self-discovery to find out who you are and what you want to do, I thought it would be important to do the subtractive work of figuring out what you don’t want to do and stopping what you feel uncomfortable with first, before trying to figure out what you want to do and who you want to be. In other words, the answer is outside of you.


In other words, I believe that the answer is not outside of you, but already inside of you. Peeling the skin off the onion means that you have to peel off the unwanted skin one by one to find the answers that are lying inside you.


In my case, too, once I decided what not to do, I realized that there were not that many things I really wanted to do in life.


I don’t know how much time I have left in my life after turning 50, but in order to make the most of the time I have left in my life, I would like to use my time with a subtractive mindset instead of an additive one.

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ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.