心技体

歳を重ねてきたからこそ、心技体を鍛えることの素晴らしさが分かったような気がします。

日本には、武道などで重んずる考え方の一つに、心技体があります。

武道の道で秀でるためには、精神力(心)、技術(技)、体力(体)をバランスよく鍛えることが必要という意味になりますが、武道に限らず、スポーツや仕事などにも当てはまることは言うまでもないことだと思います。

若い時は、技術や精神力が追いつかなくても、体力だけで乗り切ってしまう曲面もありますが、歳を取ってくると、体力が落ちてくる分、技術や気力などを如何に高めていくかで結果が大きく変わっていくことを痛感することがあります。

昔、何かの記事で読んだ覚えがあるのですが、フルマラソンの完走率は、年代が上がれが上がるほど完走率も上がるそうです。このことは、100メートル走などのスプリントと違い、マラソンは体力だけでは太刀打ちできない分、技術や精神力が必要になるということだと思います。良く、人生をマラソンに例えることがあると思いますが、人生を長く楽しむためには、体力を維持することに加えて、いつまでも気力を持ち、絶えず成長する(技術を磨く)ことがとても大事だということですね。

私は、この心技体という言葉だ大好きです。正確に言うと、歳を重ねて、この言葉の意味を痛感して好きになりました。例えば、去年の秋にギターを始めましたが、10代や20代の時に始めていたら、今よりももっと早く習得できたことは分かっていますが、歳を取ってから始めたからこそ、たとえ習得するスピードが遅ても、投げ出さずに、諦めずに続けていく力があることも分かっています。同じ考え方で、フルマラソンも挑戦したいなと考えています。こちらも、若い時のような瞬発力はありませんが、持久力であれば、この歳になっても鍛えることができますし、気力はむしろ若い時より今の方があると分かっているからです。

と言うことで、歳を重ねたことで、今こそ心技体を極めていくべきだという気持ちになったのでした。

(English)

In Japan, one of the concepts that is emphasized in martial arts is the mind, technique, and body.

In order to excel in the martial arts, it is necessary to train one’s mental strength (mind), technical skills (technique), and physical strength (body) in a balanced manner.

When you are young, you can get by on physical strength alone, even if your skills and mental strength are not up to par. As you get older, however, you become acutely aware that your results will vary greatly depending on how you improve your skills and energy as your physical strength declines.

I remember reading an article a long time ago that the completion rate of a full marathon increases as the age of the runner increases. I think this means that unlike sprinting, such as running 100 meters, marathon running requires skill and mental strength, as physical strength alone is not enough to compete.

In order to enjoy life for a long time, in addition to maintaining physical strength, it is very important to keep your energy up and to constantly grow (improve your skills).

I love the phrase “mind, technique, and body. To be more precise, as I’ve gotten older, I’ve come to love these words because I’ve become acutely aware of their meaning. For example, I started playing the guitar last fall, and I know that if I had started when I was a teenager or in my twenties, I would have been able to learn it much faster than I have now, but I also know that because I started when I was older, I have the strength to keep going and not give up, even if the speed of learning is slow.

Using the same concept, I would like to challenge myself to run a full marathon. I don’t have the instantaneous power that I had when I was younger, but I know that I can train my endurance at my age, and I know that I have more energy now than when I was younger.

So, as I got older, I felt that now was the time to master my mind, technique and body.

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ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.