悲喜交交

人生って、いいことも悪いことも同じくらいの頻度で起こるのだと思いますが、自分のレベルで解決できない問題は起こらないのだと思っています。それは人生経験を積んだり、人間としての成熟度が上がると、それに見合った問題やチャレンジが自然とやってくると言う感じでしょうか。

今日も1つ 悲しいことがあった
今日もまた1つ うれしいことがあった

笑ったり 泣いたり
望んだり あきらめたり
にくんだり 愛したり

そして これらの1つ1つを
柔らかく包んでくれた
数え切れないほどたくさんの
平凡なことがあった

この詩の作者である星野富弘さんは、中学校の体育教師としてクラブ活動を指導していたときに鉄棒から落下して頸椎を損傷して手足の自由を奪われてしまいます。

その怪我により病院に入院しているときに、口に筆をくわえて文や絵を描き始め書き始められたそうです。

この不慮の事故に遭われたのは、大学を卒業して晴れて中学の体育教師になったその年のことだそうです。

このことにより、星野さんは体育教師としてキャリアを諦めざるを得なくなる訳ですが、この詩を次ぐむまでに相当な数の苦労をされてきたことは容易に想像ができます。

人生って、いいことも悪いことも同じくらいの頻度で起こるのだと思いますが、自分のレベルで解決できない問題は起こらないのだと思っています。それは人生経験を積んだり、人間としての成熟度が上がると、それに見合った問題やチャレンジが自然とやってくると言う感じでしょうか。

そして一番重要なのは、人生経験を積めば積むほど、昔は困難だと思っていたことが大した問題ではなかったと感じられるようになり、試練だと思っていたことが実は人生を好転させてくれたターニングポイントだった気付かされてくれるようになると思うのです。

今日は一日何事もなく、何か平和で平凡な日でしたが、そんな平凡な日に感謝して、それでも毎日自分の人生が前に進んでいることを感じていきたいと思います。

(English)

There’s one more sad thing that happened today
There’s one more thing that made me happy

Laughing and crying
Hoping and giving up
And sorrow, and love

And each one of these
Wrapped me up softly
Too many to count
There were so many ordinary things

The author of this poem, Tomihiro Hoshino, was a physical education teacher at a junior high school when he fell from an iron bar while leading club activities, injuring his cervical vertebrae and losing the freedom of his limbs.

While in the hospital due to this injury, he began writing and drawing with a brush in his mouth.

The accident happened the same year that he graduated from university and became a junior high school physical education teacher.

This accident forced Mr. Hoshino to give up his career as a physical education teacher, and it is easy to imagine that he had to go through a great deal of hardship before he was able to write this poem.

I believe that in life, good things and bad things happen with equal frequency, but there is no problem that cannot be solved at one’s own level. It would be like saying that as you gain life experience and increase your maturity as a human being, commensurate problems and challenges will naturally come your way.

And most importantly, the more life experience you gain, the more you will realize that what you used to think was a challenge was not a big problem, and that what you thought was an ordeal was actually a turning point that turned your life around.

Today was an uneventful day, something peaceful and ordinary, but I want to be grateful for such an ordinary day and still feel that my life is moving forward every day.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUT US

サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.