色即是空、空即是色

般若心経の、色即是空、空即是色という言葉が好きです。意味は、”あるゆるものは空であり、実体がない、そして、実体がないからこそあらゆることが生まれるのだ”というふうに解釈しています。固定観念に囚われずに、クリエイティブに生きようと思わせてくれます。

般若心経で最も良く知られているフレーズは、

色即是空、空即是色ではないかと思いますが、

その意味を解釈を加えて意訳してみると、

あらゆるものは空であり実体がない、そして、実体がないからこをあるゆることが生まれるのだと捉えることができると思っています。

私自身、30代後半から40代になる時の人生が割としんどかった時に、般若心経を暗記して、自分の心を休めるために唱えていたことがありました。

般若心経で説いていることは、大まかに言うと、全ての苦の原因は自己への執着に伴う煩悩であるので、苦から解放されるためには、煩悩である自己への執着を断つことが必要であるということです。

何か辛いと感じている時や、悩んでいる時は、それらは実体がある訳ではなくて、全ては自分が作り上げているものに過ぎない、そう思いながら般若心経を繰り返し唱えていると心がだんだんと落ち着いてくるものでした。

その般若心経の中でも、冒頭に出した、色即是空、空即是色という言葉が好きです。

特に50代になった今では、苦しみから逃れるために般若心経の教えに頼るということではなく、固定観念や過去の自分に囚われずに、もっとクリエイティブになりたいという気持ちから般若心経に関する本を読んだりしています。

般若心経は短い文章ですが、インドの僧侶が最初に書いてから1,400年もの歳月が経っていると言われています。それだけの歳月が過ぎても風化されず、まさに真言(マントラ)を説いた有難い仏教の経典の一つですね。

これからも、夢や目標に向かっていく途中途中で、心の拠り所にしていきたいと思います。

(English)

The most well-known phrases of the Heart Sutra are

Color is emptiness, emptiness is color.

I think the most well-known phrase in the Heart Sutra is “Color is emptiness, emptiness is color.

But if we translate the meaning of the phrase with some interpretation, it is as follows.

If we interpret the meaning of the phrase, it means that all things are empty and have no substance, and that it is because they have no substance that all things are born.

I think it can be interpreted as “Everything is empty and without substance, and because there is no substance, everything is born.

When I was in my late 30s and 40s and life was rather difficult, I used to memorize the Heart Sutra and chant it to rest my mind.

What the Heart Sutra teaches, roughly speaking, is that the cause of all suffering is the vexation associated with attachment to self, so in order to be free from suffering, it is necessary to cut off attachment to self, which is vexation.

Whenever I felt pain or was troubled, I would repeat the Heart Sutra with the thought that there was no substance to it and that it was all just something I had created, and my mind would gradually calm down.

In the Heart Sutra, I like the words “color equals emptiness, and emptiness equals color,” which I mentioned at the beginning of the sutra.

Especially now that I am in my 50s, I read books on the Heart Sutra, not to rely on the teachings of the Heart Sutra to escape suffering, but to become more creative without being trapped by stereotypes or past selves.

The Heart Sutra is a short text, but it is said that 1,400 years have passed since it was first written by a monk in India. It is one of the Buddhist scriptures that has not faded away over the years, and is a true mantra.

I would like to continue to use it as a spiritual center on the way to my dreams and goals.

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サイト管理人: カネゴン バブルが終わる直前の1991年に、外資系の金融関係の会社に入社しました。そこでビジネスのイロハを学ばせていただき、10年以上のオーストラリアでの勤務時代には英語漬けの毎日でした。その後、縁があり、現在働いている外資系IT企業にお世話になっております。ここでは、1,000名を超える組織と日本だけでなく韓国のチームを率いる経験をさせていただき人材開発やチームエンゲージメントに注力してきました。 (このブログの最初の投稿 2020年3月2日) 人間に生まれて半世紀が過ぎました。後どれくらい自分の人生が残されているか分かりませんが、残りの人生、自分の好きなことや、興味のあることをひたすらやり続けていくことを決意しました。 それを全うすることが出来たら、人生の最後に自分の人生は本当に幸せであったなと振り返ることが出来ると思うのです。 このブログはそうした自分の想いを込めて、”幸せの達人になる” と名付けてみました。 これから毎日、”xxxの達人になる”というカテゴリー別に記事をアップしていきますのでどうぞよろしくお願いいたします。 Writer; Kanegon Joined the US financial related company in Tokyo back in 1991 as the fresh graduate and learnt the business 101 over there including over 10 years overseas experience in Sydney, Australia. I'm currently working for US IT company in Tokyo and am fortunate to manage over 1,000 employees organization for not only Japan, but also Korea team.